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2008-12-20 16:38:09

PTAがなくても学校はやっていける

テーマ:PTA
「PTAはなくても学校はやっていける。」と発言するのは、カワバタさんのPTA連載でも紹介されている元校長のtoshi先生。先生のブログ「教育の窓・ある退職校長の想い」の中でPTAについて精力的に発言されている。
今回は、「PTAと学校(11) PTAの未来像は、にひひ」の内容の一部を紹介させていただく。まだお読みでない方は、ぜひ元記事も読んでほしい。

http://blog.livedoor.jp/rve83253/archives/cat_31496.html 




先生は、

***** 
『自由にすれば、活動しない。』ではなく、『自由にすれば、やりたい人がやり、その輪は広がり、充実していく。』のです。
***** 

と、PTAの可能性を大いに認めてもいるのだが、一方で次のようにも述べている。


*****
 やりたい人が、やりたい活動をやる。やりたいという人がいない活動はしない。これは、PTA活動の自主性、任意性、多様性を認めるということである。
 学校としては、『PTAをあてにした学校経営は古い。』と認識すべきである。任意性が高いから、今年行われた活動が来年も継続するとは限らない。そう腹をくくるべきである。

***** 


そして、もしもいやな経験をする人が多く、なり手がいなくなれば、PTAを廃止すればいいではないかとも言う。
「なくなっても大丈夫か?」という不安に対しては、新設校でPTAのない学校の校長先生の次のような話を紹介している。

*****
「いやあ。初めっからないのだから、別にこまることはありません。ただ、授業参観と学級懇談会があるだけです。もっと幅広く連携を図ろうとする動きもないわけではないです
が、その必要はないという考えの方ももいらして、今のところはまとまっていません。」
*****

そしてtoshi先生は言うのである。
「まあなくてもやっていけるということだ。」と。

授業参観や保護者会があれば、学校運営上「別にこまることはない」。これは前々からの自説であったが、経験豊かな現場の先生の口から聞けて、まさにわが意を得たりであった。





1 ■無題
こんばんは。
まるお様、今年もよろしくお願いします。

この先生の意見にまるっと同意です。
PTAがなくて困るものではない、
そう思います。PTAという(特殊な)団体を
通してでないと保護者は児童や学校と関わる事が出来ないのか、と問われるとそうでないと私は信じています。
強制があるから無理が生じる、不満が出る。

>自由にすれば、やりたい人がやり、その輪は広がり、充実していく。』のです。
>やりたい人が、やりたい活動をやる。

こんな考えが広がれば、保護者はもっと穏やかに児童や学校を見守れると思います。
私の調べた(狭い^^;)範囲では, PTA発祥の地
アメリカでも「希望者」で運営され、その活動の中心は学校資金集めのためのバザーだと聞いています(間違っていたらすみません)。

学校の先生方もPTA会費を払っているし、
その内、家の学校では校長、教頭先生が
PTA会議に毎月週末に出席されています。
市P連などにも教頭先生が出席されます。
(本当は休みたいであろう)週末にただ座っているだけの^^;; 会議に借り出されるのはかわいそうだなあ、そう思いました。
2 ■今年もよろしくお願いします!
flower様
こちらこそ、今年もよろしくおねがいします!

>PTAという(特殊な)団体を通してでないと保護者は児童や学校と関わる事が出来ないのか、と問われるとそうでないと私は信じています。
まるっと、同意です(笑)。

>PTA発祥の地アメリカでも「希望者」で運営され、
確か、加入率は2~3割のようですね。

私もP連の会議に出た事がありますが、担当の先生は本当にしんどそうでしたよ。
(わが地域のP連の会議は月一で、一回の会議が3~5時間ほど!(今はどうかは知りませんが…))
月さんも問題にされていますが、PTAって先生達にもかなりの負荷を掛けている面がありますよね。

3 ■無題
こんばんは。
先日、学校側と話をする機会がありました。
本校では先生方の仕事量が限界に達していて
先生方が追い詰められている状況だと。
なるべく学校は先生方にかかる余分な仕事の
見直しとスリム化を図りたいようで・・・。
本校のみならず、これが一般的に通じる現状なのかもしれません。教室内が騒がしく、注意をしてもおさまらない、かと言って昔のように先生がチョークを飛ばしたり、騒がしい児童を立たせたり、頭をコツンとする事すら、今は「体罰」と受け止められる為、「何も出来ない」のだそうです。
騒がしい教室、口頭で注意するしか許されない先生、ぎゅうぎゅうづめのクラス、宿題を出せば「こんなに出すの?」と一部の親から文句が入る、
これでは先生方は本来の教えるという仕事に集中できる訳がない。昔と違い、週休二日になり、夏休み、冬休み、春休みの期間はほぼ変わらず。これでは教える内容もぎゅうぎゅうづめになり、騒がしいままのクラスの中、先生は授業内容をどんどん進めて行かなければならない。

先生が「教える」と言う本来の仕事に集中できる環境を作るのがまずは学校側、そして時には保護者の仕事なんじゃないかな?
昔は「先生に逆らっちゃ駄目」「先生の言う事を聞きなさい」「先生、うちの子がうるさかったら遠慮なく叱ってください」と言うような保護者が多かったと記憶しているんだけど・・・。親が先生の邪魔してどうするの・・・。助け合いじゃない、思いやりのない団体を作り、その中でどうでもいいイベントやトラブルを起こす。それが引いては学校側、自分達保護者同士、そして児童にもいろんな形で影響が及ぶ事を理解してくれ~!
勿論うまく機能しているPTAは別だけれど・・・。