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2009-03-20 00:19:25

妙な「趣味」の押し付けは勘弁してほしい

テーマ:PTA

(某ブログを読んでの反応です(笑)。熱くなっていますが、ご容赦の程を。)

世の中には必要な「拘束」もある。
例えば、手術の時の拘束は、時に必要である。
それがなければ、命が危険に晒されるわけだから。
また、人を殺してはならない等の法的な拘束も、必要な拘束である。
法的な拘束があればこそ、我々は安心して社会生活を送ることができる。
しかし、そのような必要性がない限り、ふつう「拘束」されるのを嫌がるものだ。

ところが、中には必要もないのに「拘束」されたがる人がいる。本人がどのような「趣味」を持つのかは、ご本人の趣味の問題だからとやかく言うつもりはないが、その妙な価値観を他人に押し付けるのは、勘弁してほしい。

PTAの役職を受けるのは、子どもがクラスの中で係りを引き受けるのと同じように、一種の義務と考えるべきだと言う人がいる。
しかし、子ども達が教員の指導の下で、様々な係りをするのは、「学習指導要領」(法令に準ずるもの)に基づいた立派な「学習」(「特別活動」の中の「学級活動」)なのだ。それは、法的な裏打ち(「学校教育法」)の下、有資格者(先生)のコントロールによって行われている「義務教育」なのであり、つまり「必要な拘束」と言える。
そのようなものと、法的な裏付けの皆無のPTA活動とをいっしょくたにされては困るのだ。
PTAは、意義を感じた人が任意で参加する、一社会教育団体に過ぎない。
だからこそ、教育委員会は基本的にはPTAの振る舞いに責任を負わないのだ。
(もしも、PTA活動が義務教育に準ずるものだと言うなら、教育委員会にはしっかりと指導・監督の責任を負ってもらわなくてはならなくなる。その節は、個人情報の扱いや入会に際しての説明責任等、びしびし追及させてもらいますね(笑)。)

私は、不要な「拘束」などご免蒙る。
PTAへの参加は、あくまでも自由意志によりなされるべきである。
PTAを「義務教育」と同列に論じるなど、論理の飛躍もはなはだしいと言わざるをえない…。

なお、『学習指導要領』「特別活動」については、↓を参照。
http://www.mext.go.jp/b_menu/shuppan/sonota/990301b/990301k.htm






1 ■お怒りのところなんなんですが…。
ブログを作りました。

(また来るね…)
2 ■無題
おはようございます。

まるっと同意です。
PTAについては、各学校でその運営に関して何の資格も免許も持たない「素人」からなる役員委員により運営されている素人団体である事も追加で記述して欲しい位です。客観的判断、思考力を持って運営できるよう特別な教育を受けた者ならいざしらず、全くの素人ですよ・・・。この素人が暴走すると怖い。この素人が役員になり「権力を握った」と勘違いして突っ走り始めると怖い。役員とて一保護者でしかない。だからこそ、活動もなあなあでいいんです。そんな素人役員から「PTA活動は義務だ、子供の為だ、それが出来ない親は親失格だ!」などと言われたくないですね。そんな事を振りかざす役員さんの育児はどうなんでしょう?親として大人として尊敬できる方からの意見なら耳を傾ける事も出来ますが。すみません、話がそれました・・・。
3 ■はじめまして
柳下玲優さんのブログから飛んできました。
私も子どもが3人おりまして、学校との関わり、PTAとの関わり、ずっともやもやとした気分でいましたが、こちらのブログを拝見して、本当に気分がすっとしました。
本当に「『みんな』の論理より、個人の自由」がもっと尊重される世の中になってほしいと思いますし、「妙な趣味の押し付け(笑)」はイケナイことだと皆が理解してほしいものです。
4 ■一社会教育団体
 まるお様、とってもわかりやすい解説、ありがとうございます。雑誌等でいまだに漠然と「PTAや学校行事に積極的に参加しましょう」と書いてある事があり、ずっと親としての義務のように思い込んでおりました。

 今後は雑誌等の記事に、必ず但し書きを添えてもらいたいところですね。
『※PTAや保護者の会は意義を感じた人が《任意》で参加する一社会教育団体です』
と。

 今後ともよろしくお願いいたします。
5 ■コメント、ありがとうございます
里山さん
ブログ開設、おめでとう。
調子出てきたようですね(笑)。
感情的にならないよう注意します(汗)。
分り合う努力は必要だよね…。

flowerさん
コメント、ありがとうございます。
PTAは、突っ込みを入れられると一社会教育団体に過ぎないと逃げつつ、「配下」の保護者に対しては、「公」として振舞う二重構造を持っているように思います。
PTAの「暴走」、今後も追及していきましょう!

Tさん
はじめまして!
ご賛同いただけ、うれしいです。
私の尊敬するFJNさんが「PTAには虐待の連鎖」が認められると鋭く指摘されていますが、「緊縛の連鎖」(笑)とも言えるのですよね。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
FJN氏のブログ:http://todoct.blog85.fc2.com/

柳下さん
御ブログ、いつもしびれています。
懇談会のような学校主催の行事に保護者として積極的に参加しましょう!と言うのは、「あり」だと思いますが、何で「学校とは別組織の一社会教育団体」(←これは教育当局による位置づけです)への参加をとやかく指示されなくてはいけないのか、本当に納得行きません。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
6 ■「PTA周辺の気になる言葉」
おやじさんのブログ(090321)に言いたいことがあるので、率直にコメントさせてもらいます。
不躾、お許しください。
http://blog.goo.ne.jp/pta-oyaji-blog/e/755e0f31162458b9a572076f1e203cb9

(以下、引用文は少しだけいじらせてもらっています。)
>人の能力はその場になってみないと発揮できない場合もある。役が人を創る時も。
だからと言って、PTAの仕事を強制していいわけがない。(まあそういうようなおつもりはないのかもしれないけど…。)
それに、(PTAでは)役が人を潰すときもある!

>人の価値観・・やはりその場になってみない
>と・・値観だって食わず嫌いも多々??
食べても嫌いな場合も多々ある。

>まぁ何事も経験・・・やってみることが一番です
>ね。
何かをやるかやらないかを選択するのを制限する?
「思想信条の自由」、自己選択権を否定する?

>価値観の転換!?・・・要は自身の気持ち次第!?・・・なんですね。(笑)
これも、わたしの「趣味」から言わせてもらうと、もっと「自分」を持つべきではないかと。「長いものに巻かれろ」でいいのでしょうか?

もちろん、個人の「信条」として、そのような考えで行動されるのに賛成も反対もないけれど、それをPTA問題の文脈で発言するということは、現状の全員加入、役職の強要の肯定につながると思うんですよね。
で、不躾ながら言わせていただきました。<(_ _)>
誤解しているところなどあれば、びしびしとご指摘ください。
7 ■ご連絡ありがとうございました。
私のタイトルにある通り・・・

PTA?ってなぁに??って・・・そのまんまですよね。

これだけいろんな価値観や思いのある人がいる中で・・・・

PTAって言葉だけは全国版??(笑)

でのその活動は・・・まさに千差万別!?

まだ最初の記事しか拝見していませんが・・・

色々と勉強させて頂きますね。
8 ■oyajiさん、ご訪問、ありがとうございます
oyajiさん
ご訪問いただき、ありがとうございます。
oyajiさんのようなお立場の方から見ると、ずいぶん不躾な発言をしているかと思います。
口の悪いところは少し大目に見ていただき(今後は気をつけたいと思います…)、oyajiさんのお立場から見て疑問に思われる点等、どしどしご指摘いただければ幸いですm(__)m。

PTAは千差万別とのことですが、①半自動的全員加入と、②役職のノルマ化という、二つの点は大部分のPTAに共通しているように思っています。
おやじさんの関わってこられたPTAでは、この二つの点に関してどうだったのでしょうか?
お時間のあるときにお話しいただければ幸いです。(あるいは関連する御記事をご教示ください。)
ともあれ、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
9 ■今日(24日)のブログに・・・
ご質問のお答え・・・

私の経験と私見ですが・・
掲載してみました。

お答えになっているかどうかは微妙ですが(笑)
参考までに・・・