<183> #27

2011-07-17 14:27:39

日本世間学会で発表して(学会の印象と「二人称性」をめぐる質問など)

テーマ:PTAと日本語の中に見られる「二人称性」
前々エントリでも触れましたが、7月2日(土)に第25回日本世間学会で、

*****
PTA問題と日本語の中に見られる「二人称性」
    -主体性と公共性の希薄さ-
*****

という題目で研究発表しました。

新参ものでしたが、総会後の懇親会と二次会、三次会にも参加してきました。

参加者は40名ほどの集まり(会員はもっと多いそうです)でしたが、年齢的には大学生から相当年配の方まで、職業としては研究者、教師、技術者、漫画家、ビジネスマン、自動車会社のデザイナー、僧職、医師等の、まことにバラエティに富んだ集まりでした。
(教育学者の方もおられ、カワバタさんの『PTA再活用論』のあとがきに紹介されているヒト会員・サル会員・キジ会員・イヌ会員の話に言及されていました。日本以外の保護者組織のこともお詳しそうだったので、今度ぜひお話を聞いてみたいと思っています。)

いろいろな方がいらっしゃったわけですが、共通して感じたのは、日々を過ごしているそれぞれの足元を「世間学」に照らしつつ見ていこうとする姿勢。
日々の生活に埋もれず、でも浮き上がりもせず。生活しつつ考える。考えつつ生活する。
このような姿勢は、職場や私がこれまで属してきた日本語関係の学会には感じられなかった雰囲気で、とても居心地がよかったです。
(追記) 世間学会の目的(その3)には、
**
なによりも大事なことは、「隠された構造」である世間を対象化すること。つまり自らの存在(実存)を対象化しうるような内容をめざす。
**
とありますが、私が魅力を感じたのは、みなさんの「自らの実存を対象化しようとする姿勢」だったと言えます。

「世間学」や阿部 謹也氏を絶対視する姿勢は感じられず、むしろ相対化していこうとする姿勢が感じられたのも気持ち良かったです。


以下、いただいた質問、ご指摘等を紹介していきます。
発表題目にある「二人称性」というタームについて、石川県のHさんから、次のような質問をいただきました。

*****
日本型PTAや日本語においては主体性と公共性が希薄であり「二人称性」が濃厚である、との主張であるが、PTAに入るかどうかを決める時に、「もしも入らなかったらどう思われてしまうのだろう?」と、その人が頭に思い浮かべる近所のあの人やこの人のことを「二人称」と言っていいのだろうか? むしろ、その場にはいないのだから、「三人称」なのでは?(要約)
*****

当日お答えしたこと(あるいは、お答えしようとしたこと)は、以下のようなことです。

その指摘は、森有正の言う「二人称性」というタームの今一つクリアでないところ(そしてそれを再定義することなく使ってしまっている私の論の弱点)を突いていると思います。

森も、自分の言う「一人称・二人称・三人称」は普通に文法で使われる用法とは同じでないとは述べています。
(「ただここで是非言っておかなければならないことは、ここで言う一人称、二人称、三人称ということは、規範文法におけるそれらとは直ちに同じではないということである。」(『経験と思想』p.122~123))。

つまり、「今話している当面の相手」という意味での狭義の「二人称」とは違い、もう少し広い意味で使われている。
しかし、では、通常の「二人称」とはどのように違うのかが今一つクリアにはなっていない…。

森の言う「二人称(性)」とは、自らとは切り離された「他者」であるべき存在が容易に自らと結び付いてしまい、その思考や判断に甚大な影響を及ぼす。そういうことが双方で起こるという、二者間の関係性を問題にしたタームだと言えます。もう少し言えば、切り離されてあるべき「他者」の「他者性」(三人称性)、自らの「主体性」(一人称性)が弱くなり相互に接近・癒着してしまうことを「二人称(性)」という【ことば】で表現しようとしたのだと思います。

「二人称性」とは、よりクリアに表現すれば、「主客融合性」と言うべきなのかもしれません。

「二人称性」などと言うよりも「主客融合性」と言うべきだというのは、里山たぬ子さん(ツレ)のかねてからの主張でした。しかし、どうも私的にはそんなにすっぱりと言いきっていいものか、抵抗がありました。
しかし、Hさんのご指摘により、踏ん切りがついたように思います。

しかし、私自身、このあたり、どうもまだもやもやとしたものがあります。
近いうちに、森有正の言っている「二人称性」について、もう一度森のテキストに添いつつ整理してみたいと思います。
(追記)日本人における「主客融合性」については、世間学会「呼びかけ人」のひとりである佐藤直樹氏も、『「世間」の現象学』(青弓社)第2章、第6章で問題にされている。(佐藤先生、その節はお世話になりました。)


なお、三次会にて、H社のAさんは、私の言う「だから」の情意表出的用法にとても興味を持ってくださり、

「そのような用法が存在することは指摘されればわかるし、自分も今も現に使っているけれども、そのような用法があることを自分がこれまで全然意識してこなかったこと、今も実感として、そのような使い方を『している』とは意識化されないことが本当に興味深い」とのお話でした。

Aさんとは、日本語の特殊性、日本社会・日本文化のあり方についていろいろと意見交換をすることができました。
町工場から世界的な企業に躍進したH社の「風土」(社内におけることばづかい、社員に求められるもの、上司と部下の関係等)についてのお話もとても興味深かったです。


この他にも、次のような、今後の考察のヒントになるようなお話や励ましがありました。いずれも私なりの「要約」であることをお断りしておきます。

・PTA役員をしたがる人は確実にいる。ただで飲み食いできるとかの不純な動機の人もいる。もう少しスケールの大きな「悪人」になると、現役の時は持ち出しにしつつ、後で
十二分に回収しようとする人もいる。地方ではまだまだ非民主的な風習が生きている。PTAの問題を考える上で、PTA役員が地元の有力者への大きなステップという側面は無視できないと思う。(元高校教員)

・保護者も教師の側も積極的に意味合いを感じられないながら、なぜかずっと続いてきている気がする。地域ごとに網の目が張り巡らされており、各地域持ち回りで役員や会長を分担していくシステムが出来上がっている。(中学教員)

・PTAは町内会で言えば、ゴミ出し当番のようなものではないのか。(元大学職員)

・自分はPTAは未経験なのだが、保護者にとって負担の多い仕事がなぜスリム化できないのか?不思議でしょうがない。(自動車メーカー勤務)

・自分はかつて会長を志願したが、すでに内定者(地元の有力者)がいて丁重にお断りされた。こういう人たちと交渉するときは、ニコニコ笑顔で批判を述べていくという「高等戦術」が必要なのでは。(歯科医師)

・日本語から日本の文化や社会を考えていこうとする視点は大切だ。(大学教員・「呼びかけ人」)


「そんなことは言ってないが…。」と心当たりの方は、コメントいただければ幸いです<(_ _)>。





1 ■「 世間学 」と「 主客融合 」
10年近く前のことですが…。

朝日新聞の書評欄に
佐藤直樹さんの『 世間の目 』が
紹介されていました。

その後、佐藤さんの本を何冊か読むうちに
「 主客融合 」という言葉に
強い関心を持つようになりました。

日本社会の、つかみどころのなさを
端的に表現しているように感じたからです。

抽象的な概念なので
論じるのが少し難しいのですが…、
今回、取り上げていただき嬉しいです。 m(_ _ )m


2 ■Re:「 世間学 」と「 主客融合 」
>里山たぬ子さん
どうも、こちらではご無沙汰しています^^;。

これまで、「主客融合」というタームをどこか避けてきた来たような気がしますが(汗)、これからしばらく、このタームに注目して論を進めていければと思っています。

いろいろな論者の「主客融合」をめぐる考えも本ブログで整理できればと思います。

またいろいろと助言、よろしくです。

3 ■お待ちしておりました
まるおさん、日本世間学会の発表エントリ、心待ちにしておりました(*^_^*)
学会のサイトも拝見したのですが「世間学」とはなんぞや、と未消化なまま拝見してしまいました。

「主客融合性」、つまり、わたしと誰かが一緒で安心する心理…といったものでしょうか?
昨日PTAで飲み会があったのですが、状況が同じ人(例えば干支)が見つかると、握手をしあう場面が見受けられました。


4 ■裏事情
まるおさん

日本世間学会の記述ありがとうございました。
日本文化の、(本音)と(建前)が浮き彫りにされた
内容だと読ませて頂いています。

案外 皆さん、良く(世間)をご理解されてる事に感銘を受けています。社会で体験し・子育てで改めて体感しています。それぞれの人が世間的に(化粧)をして暮しいてる。

主人がよく言うのは(根本的に女性は、化粧をする生き物だから、その人の本質が見えづらい)と良く言いますが。

なぜ、人間がヒエラルキーを好む動物なのか。
究極に突き詰めると、(種の保存)とか(哺乳類の社会性)とか、そんなとこまで行きそうな予感です。

アフリカの草原で、ブァッファローが群れの子供を守る為、ライオンに集団で立ち向かう画像を見た事があります。

動物には(かわいいと)と判断する脳細胞があるそうで(子供の身体的な比率)等は
かわいいと感じさせ、身を守る為の術なのだと
何処かで読んだ気がします。

バッファローの行動。
そこには、人間的な計算など
無いだろうなー

5 ■「 種の保存 」
(横入り失礼します。)

>なぜ、人間がヒエラルキーを好む動物なのか。
>究極に突き詰めると、(種の保存)とか(哺乳類の社会性)とか、
>そんなとこまで行きそうな予感です。


「 種の保存 」という観点から考えると、
今の日本は(世界も?)
少し危険な状態なのでは…?

将来世代に
ツケを回し続けているのですから。 (;^_^A






6 ■伝統的な町内会
たぬ子さん

>将来世代に
ツケを回し続けているのですから。 (;^_^A

ほんとにですね^^PTAの悪いところは、まるっと(伝統的な村社会・古い時代の町内会)に類似しているので、要するに伝統を継承しようとする人間の本能的な部分が原因しているのねー

なんて、最近は実感しています。

忙しく余裕のない現代社会、ほとんどの人が(他人の生活に無関心)か(他人の苦労を理解しようとしていない)この辺が、コミュニケーションの限界で(二人称(性)の言葉として、お互いの置かれている状況や意志の疎通を妨げているような気がします。・・・うーん、難しいです。。。

その点、PTA本部役員主婦や古参の町内会地元住民は、コミュニケーションや情報量が圧倒的に他の会員と違うのかも・・・ね。と思います。

7 ■二重定義。
OTさん、こんにちは。

「 コミュニケーション 」という言葉についてですが…。

意味が二種類あるような気がします。( 二重定義 )

日本人の場合、
「 情緒的・感覚的なコミュニケーション 」は得意ですが、
「 理性的・論理的なコミュニケーション 」は
少し苦手なのではないでしょうか…?

まるおさんの言葉で言うと、 
「 日本人は『 命題的なコミュニケーション 』が苦手。 」
という感じかな?


※ 二重定義については、ここをポチッとな。(・ω・)/
   ↓

8 ■Re:お待ちしておりました
>猫紫紺さん
遅レス、失礼いたします。

>「主客融合性」、つまり、わたしと誰かが一緒で安心する心理…といったものでしょうか?

「主客融合性」の一つの側面として間違いなくあると思います。
分かりやすいエピソード、ありがとうございます。

「主客融合性」のもう一つの側面としては、敬語の非相互的使用に現われるような、上に立つ者は「弛緩・尊大化」し、下に立つ者は「緊張・委縮化」するというのも含められるように思います。

さらに、負の側面を付け加えますと、互いに融合する者は、融合しない(しようとしない)者に対して、排除的な態度を取ろうとする点も指摘できるように思います。

それにつけても、御内部改革、大注目しております。でも、決してご無理のなきよう。

9 ■Re:裏事情
>OTさん
遅レス、失礼いたします。

>案外 皆さん、良く(世間)をご理解されてる事に感銘を受けています。

現在、「世間」から大変な目に遭わせられているOTさんからそのように評価いただいて、会員の一人として嬉しいです。
看板倒れの集まりはいくらでもありますからね。

前にも話題になったように思いますが、親が子どもを守るために「エゴイスティック」になるのはある意味、当然なことだと思います。
問題は、その「本能」的な動きを中和するような「理性」が一人一人と社会の中に存在しているかだと思います。

PTAをはじめとする、現状の教育行政をめぐるあり方は、その点、いろいろな問題を含んでいるように思います。

10 ■Re:二重定義。
>里山たぬ子さん

とても興味深いHPでした。

ありがとうございます。

日本人の場合、

「 情緒的・感覚的なコミュニケーション 」は得意ですが、
「 理性的・論理的なコミュニケーション 」は
少し苦手なのではないでしょうか…?

↑確かに思い当たります。


私的には、二人称性は

(一緒にトイレに行くことに安心する)
女子高生の心理とおなじかしらん。

と感じています。違うかも。


世間とは、ハシダスガコさんあたりが

学識者のように思います。

多くの共感呼んでますから。

その辺、勉強不足かも。です。

11 ■理性と情緒。
理性と情緒、
両方のバランスが大切なのかな…、
と思いました。

目先の本能だけで突き進むと、
人類が滅亡する可能性だってありますよね。


( おまけ )
OTさん、
私は世間恐怖症なので
あのドラマ、怖くて見れません。 (T_T)

12 ■Re:理性と情緒。
>里山たぬ子さん

たぬ子さん、まるおさんからのご指摘が
あるように、私は(世間)にひどい目にあっているので、実は世間恐怖症です。

あー、だから東京国際フォーラムの地下に
沢山の叔母ちゃま達が、癒しを求めて
ウロウロしてるのかも。

(中高年の聖地)みたいですもの。

私 現在、勉強不足を反省中です。
バランスですね。確かに思い当たります。

私も里山でひっそり・のんびりと暮らす方が
性にあってる人間なのですが。

人間だもの・・・・

(世間)とは、切っても切れない関係なのですよね。

13 ■「 持続可能な社会 」

「 将来世代にツケを回さない社会 」
     
      =「 持続可能な社会 」

    …と言えるんじゃないでしょうか?



参考までに、
北欧の持続可能な社会を
わかりやすく紹介した小冊子をリンクします。
( 全79ページ。写真も多数あり。 )

男の人の場合、北欧の話をすると
ちょっと嫌そうになる人が多いのですが…。

ぜひ一度、目を通していただけたらなぁ、
と思っています。


『 スカンジナビア テクニカル ビジット 』
 ( ↓ ここをクリック )

14 ■お久しぶりです
お久しぶりです
現在PTA(正確には校長)ともめている最中でして、正確に言えば、何を言っても無視されている状態です

どこかに
横浜市の 教育委員会でよい報告があると書いていませんでしたか?
探したのですが、見つかりません
現在のトラブルのヒントになるかと思い、探しています。どこにありますか?

どのようなトラブルかといいますと、
登校班の朝の旗持ち&子供と一緒に登校
と言うものがあります
これ、割り振りはPTAなのですが、活動内容に賛同するので参加するつもりなのですが、
(入学時に順番表がすでに出来上がっていた
と言うことは全家庭PTAに加入する前提でできていたものだと思います)
その時の万が一の事故の対処はどうしてもらえるのか?と再三、手紙を送っているのですが、完全に無視されています

PTA非加入者がPTAにボランティアとして活動に参加する場合の保険です

先日は、給食費とPTA会費の同時引き落としの件について質問状を出したところ返事は
なんと、無記名のA4のコピー用紙に一行だけ
給食費のみの引き落としの手続きをしたので至急口座に入金してください
だけでした。
正直、誰がこのような紙を印刷したのかも不明です。
流れから言って校長だとは思いますが、校長と言う立場の人間がこのようなことをするとはと、学校長への不信感で一杯です

それ以外にもいろいろあり、都度、学校へ質問状と言う形を取っていますがなんら返事が来ません

そうこうしているうちに旗持ち当番が着てしまい、今、何かあったら私はどうすればいいのだろう?と考えながら子供達を見送りました

こんな校長、かんべんしてくれと頭を抱えている状態です


15 ■Re:お久しぶりです
>横浜市民さん

こんにちは、OTです。
この掲示板をお借りして恐縮なのですが

現状、ネックは(学校管理職の意識)
だと思います。

長く、その生活をした人に
新しい価値観やまったく違った価値観も
ある事を、お互いが相互理解する事は
至難の業なのですよね。

特に学校の(先生)は難しい人種だと
思います。

その方法は、強引で人として
まったく失礼だと、気がつかない方も
結構多いですよ。

日本が肩書き文化
だからなのかもしれませんね。

今は、大企業でもあからさまに役職で
呼ぶ事はしませんが(部長)(課長)と呼び呼ばれる事を辞めようとする傾向もありますし。。。。

しかし、学校の場合 絶対権力者なのでしょう。

たぬ子さんのコミュニケーション観点も
参考になるかもです。

正論ぶつけても、子供に被害が及ぶ事を
頭に入れながら説得しなければならないです。
悲しいけど、これが現実。

そこは、伝統を重んじる日本文化ですから。
この事は親の務めなのかもと思います。

ご無理の無いように・・・

16 ■Re:Re:お久しぶりです
>横浜市民さん
お久しぶりです。

>どこかに
横浜市の 教育委員会でよい報告があると書いていませんでしたか?

例の横浜市の「市民の声」の05月受付の
「PTAは入退会が自由であることを市民に周知させてほしいです」とする投稿への教委からの↓の回答は、かなり前進した回答だと思っています。

***
PTAは任意団体であり、入退会も自由です。この点については、校長会等を通じて、学校説明会等で保護者に周知するよう学校長へ説明しています。
***

「入退会が自由であることを校長に伝えた」から、「学校説明会等で保護者に周知するよう学校長へ説明しています」となったからです。
http://cgi.city.yokohama.jp/shimin/kouchou/search/data/23001722.html
(思い当たるのはこの回答ですが…)

なにはともあれ非入会が認められたことは、前進だと思いますが、横浜市教委には、非入会の選択をした保護者が気持ちよく学校とかかわっていけるよう、もう一歩の働きを求めたいところですね。

校長の対応に納得できない場合は、教委に相談するのがいいと思います。
そういうことのために、「教育委員会」は存在しているのですから。

OTさんのレスもお踏まえになられつつ、考えてみてください。

17 ■ありがとうございます
私の周りのお母さん達は
PTAが自由参加なら別にムリに入る必要はないんじゃないの?
と言ってくださる方もいて、
(絶対に許さないという方も当然います)
あと、もう5歩くらいで、非会員も会員も同じ学校と言う土俵の上でなんとかうまくやっていけるかもと思っていました
そこで、この校長の態度に
あなたが、うまく行かないように立ち回っているのですか?と感じることが多く、少しイライラしていました

こちらが正論だと思っていても、相手がそれを受け入れようとしない場合、あきらめなければならない場合もあることはわかっているつもりなのですが。。
人の話は聞きましょう
と教える先生が、
面倒はスルーすると言う態度にイライラしてしまいます

もしかして、校長がごく普通の感覚を持った人だったらと、たらればで考えてしまいます

2年在校したので、来年は移動かもと言ううわさを望みに、とりあえず無保険で当番をするしかなさそうです
どうか、トラックが突っ込んでくることがありませんように。。。

その他もろもろありますが、無視されている状態なので、ぐったりしています

18 ■横浜市民さんへ。
詳しいことはよく分かりませんが…。

どうぞ、
子どもさんのことを一番に考えて
くれぐれも慎重に行動してほしいなぁ、
と思います。

また…。

子どもが小さいうちは、
サボるとか、タラタラやるといった、
「 サイレント民主化運動 」のほうが、
リスクが少なくて、ある意味、現実的かもです。
                ではでは。(^-^)/

 
( ↓サイレント民主化運動について )

19 ■無題
横浜市民様>


里山たぬ子さんの言いたい事を拝見して
ビートルズのrevolutionの
歌詞を思い出しました。
http://beatlesbeatles.blog39.fc2.com/blog-entry-154.html

いい解決策があるとあんたは言う
そうだな
じゃあその計画とやらを聞かせてもらおうか
そのために寄附が欲しいとあんたは言う
そうだな
僕らにできることならするよ
だけど憎しみに凝り固まった人々の活動資金にするつもりなら
僕に言えるのは ゛早まるな゛ のひとことだ
そんなことするまでもなく 今に何とかなるさ
大丈夫 何とかするよ

サイレント・レボリューションはこういう事かも^^

20 ■Re:ありがとうございます
>横浜市民さん
***
そこで、この校長の態度に
あなたが、うまく行かないように立ち回っているのですか?と感じることが多く、少しイライラしていました
***

何にも悪いことをしているわけではないのになぜこんな理不尽な目に遭わなくてはならないのか?
とのお気持ち、ほんとうにお察し申し上げます。

いっぽう、校長先生の立場も大変だとも思うのです。
いわゆる、板挟み状態です。

教委は、いっぽうで「入退会は自由です」と言いつつ、いっぽうで、御承知の通り、「PTA費は学校運営の中で児童全体にかかる事柄に使われ、児童個別ごとに分けることが難しいものであり、原則PTAの加入は任意ではありますが、全員加入をお願いしているところです。」てなことを言っていますよね。
http://cgi.city.yokohama.jp/shimin/kouchou/search/data/22005332.html

これは、校長の立場としては、非会員が出るということは「失点」になるのだと考えられます。
また、本部役員からも、「校長先生、そんな勝手を許してもいいのですか?」てな突きあげを受けている可能性もあります。

校長さんには、管理者たる教委からも、また取り巻きとも言うべきPTAの本部役員連中からも、「なんとかしろよ!」の強いプレッシャーがかかっているとも考えられます。

単なる資質不足の可能性もありますが、先方の辛い事情を含んだ上で交渉することも必要に思います。
(「なんでこちらがそんなことまで考えなくちゃいかんのよ??」ですけれどもね…)

先刻ご承知のこと、あるいは的外れの話であれば、平にご容赦を。

それにつけても、横浜市教委の↑に引用した発言は、やはりどう考えてもおかしいと改めて思いました。
仕事の方も一区切り付きそうなので、正規の「市民の声」を利用して、抗議してみたいと思っています。

21 ■たくさん、ありがとうございます
結論がでたら詳しく説明できると思いますが。。

夏休み初日からいろいろありました、皆さんのお言葉を胸に、ちょっと休憩しようと思っていたのに

たかがPTAされどPTAですね

落ち着け、落ち着け、後6年あるぞと自分に呪文を唱えているところです。

義務教育の期間の子供を公立の学校に行かせる
ただ、これだけの事なのに、難しいです


22 ■大人のエゴ
横浜市民さん

家の主人が良く言います。
(大人のエゴで、子供が苦しむなんて・・)
とね。

・校長の失点にだったり
・無責任な発言だったり

教育とは何ぞや?人権とは何とね。

私達には、おかしい?んじゃない?
という事しか できないですよね。

子供の生活や
育ちが一番大切なんだけどなー

23 ■「 世間学会 」への反応
世間学会の目的に、
>なによりも大事なことは、
>「隠された構造」である世間を対象化す ること。
>つまり
>自らの存在(実存)を対象化しうるような内容をめ ざす。
とありますが…。

世間の中で
居心地よく暮らしている人(主に中高年男性?)にとっては、
こういった世間学会の活動は
とても都合の悪いことですよね…?

たとえ、
世間学会の主張が正論(真実)であったとしても、
そういうタイプの人は
真実をなかなか受け入れないだろうなぁ…、
と思ったりしました。  (´・ω・`)  


24 ■OT
たぬ子さん>

日本に暮らす以上、そうですよね^^

仕方ないかーと現実を消化して。
一番、大切なのは子供の育ち

そこに軸足を置いて、暮らしていくぐらいしか
一般庶民にはなす術もないなー
と実感しています。

疑問に思いつつ、たぬ子さんの、ゆるーい感じ
とっても共感できます。 


25 ■なるほど
>これは、校長の立場としては、非会員が出るということは「失点」になるのだと考えられます。

役員顔合わせの機会があり、校長室で、入退会自由の話を上げたとき、校長先生が「結」だの「地域」だの「他の学校」だのを持ち出して、わたしを説得に掛かっていたことを思い出します。
合点が行きました。

26 ■「 共通の時間意識 」について
世間学では、
世間のルールの一つとして
「 共通の時間意識 」をあげていますが…。

これには少し違和感があります。

「 時間意識 」だけではなく、
「 空間意識 」も共有して
いるのではないでしょうか…?

よくは分かりませんが、
時空間を共有している「 共同幻想 」みたいな感じ。
           ( 共同幻想=ムラ )

27 ■Re:なるほど
>猫紫紺さん
確かに校長先生も何かとお大変だとは思うのです。
しかし、PTAの運営をめぐって人権と法を守ろうとする方向の猫紫紺さん(PTA本部役員)の発言を校長先生が抑えにかかるなどというのは、社会教育法12条に照らしても問題なのではないでしょうかね。

横浜の場合は、教委が全員加入を前提にした発言をハッキリしていますから校長も特に大変だと思うのですが、御地域の教委はすくなくともタテマエとしては全員加入をけっして前提にしてないはずです。
(しつこいようですが、気持ちは分かりますがね…。)

本当に、ご苦労様です!