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2012-08-18 01:12:18

文科省「PTA会費に関する通知」を読む 考察篇

テーマ:PTA問題の実際的解決をめざして
本年5月9日に文科省より出された「学校関係団体が実施する事業に係る兼職兼業等の取扱い及び学校における会計処理の適正化についての留意事項について(通知)」について、思うところを述べてみたい。


1.評価できる部分と問題を感じる部分
(評価できる部分)

++(引用)++
2.学校における会計処理の適正化に係る留意事項
①学校の管理運営に係る経費については、当該学校の設置者である地方公共団体が負担すべきものであり、地方財政法等の関係法令に則して会計処理の適正化を図ること。
 その際、同法第27条の3及び第27条の4は、学校の経費について住民に負担転嫁してはならない経費を規定しており、その趣旨の徹底を図るとともに、それらの経費以外のものについても、住民の税外負担の解消の観点から安易に保護者等に負担転嫁することは適当でないこと。
(太字化、引用者。以下、同じ)
+++++

「それらの経費以外のものについても、住民の税外負担の解消の観点から安易に保護者等に負担転嫁することは適当でないこと。」の部分に注目したい。

地方財政法27条の3及び第27条の4における規定の遵守の徹底を求めつつ、そこからさらに推し進めて、27条の3及び第27条の4において負担の転嫁が禁止されてはいない経費についても、「住民の税外負担解消の観点から安易な負担の転嫁は不適当である」と、文科省として明言している。
全国の公立学校に向けてこのような大きな方向付けを行った点は評価できる。


(問題を感じる部分)
以下は、先に引用した①に続く②の部分である。

++(引用)++
②学校関係団体から学校に対して行われる寄附について、地方公共団体が住民に対し、直接であると間接であるとを問わず、寄附金(これに相当する物品等を含む。)を割り当てて強制的に徴収することは、地方財政法第4条の5の規定により禁止されていること。
 一方、学校関係団体から学校に対して自発的な寄附(金銭・物件)を行うことは禁止されておらず、この場合には、その受納に当たって、当該学校の設置者である地方公共団体が定める関係諸規程等に従い、会計処理上の適正な手続きを経ること。
+++++

前段で地方財政法第4条の5(割り当て的寄附の禁止)で禁止されている内容を確認し、後段で、「一方、学校関係団体から学校に対して自発的な寄附(金銭・物件)を行うことは禁止されていない」と述べられている。

以下、この部分の妥当性について検討していきたい。



2.「PTAからの寄附」は、「真に自発的な意思に基づく寄附」たりえるのか?

文科省の通知には、「学校関係団体から学校に対して自発的な寄附(金銭・物件)を行うことは禁止されていない」とあり、PTAから学校への寄附を容認している。
しかし、問題は、先に宮崎市教委の『学校納入金等取扱マニュアル』を検討するところでも言及したが、PTAからなされる寄附において、「寄附者の真に自発的な意思」が担保されるかである。

現状、多くの学校のPTAでは、入会の意思確認の行われない自動加入方式になっている。そうなると、PTA会費の一部が寄附金に回された場合、「寄附者の真に自発的な意思」が担保されるとは到底言えないだろう。

また、たとえ入会の意思確認をしているPTAがあったとしても、どのような費目につき、どの程度の金額を寄附するのかについては、一人ひとりの保護者によって考え方や経済的な余裕度はいろいろなので、やはり、会費の一部が一律的に寄附に回されるやり方は、これまた「住民の側からする真に自発的な意思に基づく寄附」とはなりえない。

このように考えてくるならば、“「学校関係団体からの自発的な寄附」は受けて構わない”とする文科省の指針には疑問を感じざるをえないのだ。


一方で、今から12年前に、文科省高等教育局から国立大学の附属学校に対して出された類似の通知においては、

「2-②寄附はあくまでも寄附者の自発的意志によるもので、寄附金額についても割当の方法によらない任意の額となっていること。」

と、「寄附者の自発的意思」がしっかりと考慮されたものになっているのだ。
すでに12年も前に担保されるべきとされた保護者個々人の自由意思が、なぜ今回新たに出された通知においてはないがしろにされてしまうのだろうか。
※(2012.8.23追記)附属学校への「通知」における「寄附者」が、「保護者個々人」を指すことは当該「通知」の全体を見れば明らかです。が、念のため、高等教育局に確認したところ、「その通り」とのことでした。


3.「寄附者の自発的意思」の有無をめぐる注目すべき見解の対立
実は、この「寄附者の真の自発的意思」が担保されるか否かの問題は、今年の3月にPTA会費の流用が和歌山で問題になった当初はクローズアップされていたのであった。

PTA会費の不適切使用が表面化したのは会計監査委員からの指摘が発端だったとされるが、会計監査委員と県教委との間には次のような非常に興味深い見解の対立があった。

楠本隆代表監査委員が、

「PTA会費は事実上、ほぼ強制的に徴収されている。県が支出すべき公費に使うことは、地方財政法にふれる可能性がある」

と、寄附の任意性が担保されていないことを問題にしたのに対して、県教委総務課は

「PTAへの加入は任意であり、会費の使い方は学校に一任されている」

と、任意性は担保されていると反論しているのだ。
(朝日新聞2012.3.22「PTA会費が賃金に 和歌山県監査委員が改善求める」)

つまり、ここでの争点は、「寄附者の自発的意思」が担保されているか否かにあったと言える。「寄附者の自発的意思」が担保されていないからPTAからの寄附は違法の疑いが濃いとする監査委員と、PTA加入の任意性は担保されている(つまりは「寄附者の自発的意思」が担保されている)から違法とは言えないとする教委。

この見解の対立、つまりは、個々人の任意性が担保されるのか否かをめぐる対立は、地方財政法上の重要な論点である。
しかし、この重要な論点は、その後の報道ではとりあげられることはなくなり、「こんなことにもPTA会費が使われている!」といった使途の側面がもっぱら大きくクローズアップされることとなった。


4.「PTAからの寄附」で「保護者の任意性」が担保されるのか文科省に聞いてみたい
その寄附金が何に使われるのかという「使途」も大切であるが、その「寄附」が自発的になされたものなのかという「任意性」の問題は、「使途」の問題に勝るとも劣らない重要なポイントのはずだ。

文科省初等中等教育局は、「学校関係団体からの自発的な寄附」によって「真に自発的な意思に基づく寄附」が成り立つと考えているのだろうか?
もしそう考えているとしたら、そのロジックは、宮崎市教委と同様の、“多数決で決まったことには従うべし”といった理屈なのだろうか。
(宮崎市教委の言い分は、<『学校納入金等取扱マニュアル』を読む(下) ― ないがしろにされる保護者一人ひとりの意思>の後半参照)

ちなみに、宮崎市教委による『学校納入金等取扱マニュアル』におけると同様の指針(PTAからの自発的な寄附なら受け取ってよい)は、他の教委のマニュアルにも認められる。

・岡山県教委『学校徴収金等取扱マニュアル』(平成16年5月)「第1編 PTA会計」

島根県教委『学 校 徴 収 金 等 取 扱 要 綱』(平成20年9月22日制定)「第2条(団体からの支援経費の取り扱い)」

これらのマニュアルでは、宮崎市教委のマニュアルと同様、「PTAの自発性」を担保するよう学校に対して注意を促してはいるものの、「保護者個々人の自発性」には思慮が及んでいない。

今回の文科省からの通知は、それらの教委マニュアルで示されている指針と軌を一にしている。


税金が多数決により正当化されることはあっても、寄附が多数決により正当化されることはあり得ないと考える。
いったいどのようなロジックにより、文科省は「PTAからの自発的な寄附なら受け取ってよい」としているのだろうか?
ぜひ聞いてみたいと思う。




1 ■もうやめたら
久しぶりに覗いたら、まだ寄付問題やってる。
もうこの話題はやめたらどうですか?
あの朝日のコメントで墓穴を掘っちゃたんだから、さすがのまるおガールズさん達もフォロー入れられないでしょう。文科省に助けを求めておいて、今度は文科省もけしからんですか(笑)大事なことは、世の中の実体がどうかということですよ。
学校関係団体からの寄付は◯と△。
個人からの寄付は、❌

結論は、これだけです。

なんでも公費で出せって言ってるけど、今の日本にそんな余裕あるのですか?
義務教育では、国が子供達にくれるのは、教科書だけ。他は、ドリルもネームプレートも自治体か学校関係団体か保護者が負担するしかないんですよ。
PTAが自校の児童や生徒を支援することを、文科省や教育委員会がダメ出しすることはあり得ない。


2 ■Re:もうやめたら
>けいけんしゃさん
寄付の強制割り当てがダメっていうのは現実的に法律で定められてることでしょ?
PTAの寄付が、現実的に強制割り当てになってるからまるおさんは指摘されているのではないですか?
いくら「PTAは任意団体だから寄付は自由で問題なし」と言い張ってみても、それこそあなたのおっしゃる「世の中の実体がどうかということですよ。」

「PTAには入会しません。」と意思表示すれば、「あんたの子どもだって部活やってるよね?ネームプレート使ってるよね?」と表から裏から陰湿なコト言われるのが「世の中の実体」ですよ。
私のようなKYはともかく、現状で一般の保護者に「入会しない」なんて選択、事実上ありません。文科省がいかにきれい事言おうが。

公費に余裕があるなしの問題は、論点ズレもいいところです。


3 ■無題
>まるおさん
文科省のロジックはこうなんではないかな、という推測ですが…
団体からの寄付で地方財政法に触れないもの、ということになれば、PTAとしては
・会費とは別に、寄付金を任意の額で会員から集める
・規約上「会費の何%までで総会決議によった一律の額を総会決議によった費目において寄付を行う場合もある」などのような条文を明記し、入会時に説明して、同意を得た者だけを入会させる
のいずれかの対応をとった上で寄付を行うべきと私は考えますが、学校や自治体側から寄付金をもらいたいがためにPTAに対してそれを「やれ」と指導することはできないので、「当然やってるもの」という前提で「問題なし」としているのではないかと。
「そんなことやってませんけど!てか入会自体強制ですけど!」というようなクレームについては「PTAのことは干渉できないので、会員同士で話し合って決めてください」という例の処理に流れる、という便利なシステムなのかなあ、と私は感じました。

本来、受け取る自治体側が「任意性が保たれた手続きによって集められた寄付であるかどうか」を審査しなければならないものではないのかしらと思いますが。
そういう立法が必要と感じます。


4 ■Re:Re:もうやめたら
>ぶきゃこさん

早速まるおガールズさんのご返信ありがとうございます。
あなたたちが問題にしてる「寄付の割り当て」って学校の体育館を改築したりするさいに、住民に事実上の強制割り当てをするなという意味で制定された法律ですよ。
任意団体が総会で民主的に議決された予算を、どのように執行しようとあなたたちがとやかく言う問題じゃないですよ。

PTA会費問題は、本来学校が学校経費で賄うべき科目に、会費を流用してたから問題になったのであって、PTAが自校の子供たちにのために予算執行することに何の問題があるんですか?

論点ずれというご指摘ですが、何でも入退会問題に結び付けて、こんなことまで言い出すあたなにそのままお返しします。

もうわかったでしょ。文科省や教育委員会にどれだけ噛みついても、どうにもならないことを。
東大卒の秀才たちに、ロジックや禅問答を挑んでも逃げられるだけです。

不思議なのは、あれだけ執拗に質問状を送ったりすエネルギーがあるなら、どうして自ら同士を集めてPTA改革をやらないのですか?
あなたは、学校で独りぼっちですか?賛同してくれる人はいないのですか?


5 ■Re:Re:Re:もうやめたら
>けいけんしゃさん
>あなたたちが問題にしてる「寄付の割り当て」って学校の体育館を改築したりするさいに、住民に事実上の強制割り当てをするなという意味で制定された法律ですよ。

「学校の体育館を改築したりするさいに住民に事実上の強制割り当てをするなという意味で制定されたものであって、PTAの寄付のことではない」っていうことは条文のどこに書いてあるんでしょうか。書いていないものを独創的な解釈されても。

>任意団体が総会で民主的に議決された予算を、どのように執行しようとあなたたちがとやかく言う問題じゃないですよ。

法律は寄付を「受けてはならない」「割り当ててはならない」という自治体側の義務を定めたものであって、任意団体に「寄付するな」と命令してるわけじゃないです。ですから、そういう意味では「寄付する」と議決するのは自由です。

>PTA会費問題は、本来学校が学校経費で賄うべき科目に、会費を流用してたから問題になったのであって、PTAが自校の子供たちにのために予算執行することに何の問題があるんですか?

上記に同じです。もちろん入会に任意性が保たれてるという前提での話ですけど。

>不思議なのは、あれだけ執拗に質問状を送ったりすエネルギーがあるなら、どうして自ら同士を集めてPTA改革をやらないのですか?

私のエネルギーをどう使うかは私の選択です。あなたには不思議なこともあるでしょうが、まさか他人の選択はすべてあなたに理解されるべきであるなんて思っていないですよね?
「執拗に」とは失礼な。
1回で答えれば1回で終わる話を、答えず卑怯に逃げ回るから、こちらも面倒くさいながらもまた文言変えたり提出先を変えたりして質問せざるを得ないんですが?

>あなたは、学校で独りぼっちですか?賛同してくれる人はいないのですか?

その質問の答と、私が取る選択とは関係がないんですけど。
賛同者が多くいれば私がPTA改革をしなきゃならないんですか?何をおっしゃってるのかよくわかりません。


6 ■Re:無題
>ぶきゃこさん
寄付に関する条例は、多くの自治体で存在していたようです。
条例の名称は忘れてしまいましたが、中身は概ね①実施者②寄付の目的③募集の方法 などを事前に問う内容であり、埼玉県は21年度まであった、と記憶しております。
しかし、社会情勢や寄付文化にないなど寄付が見込めなくなった、とのの理由で廃止しされております。

現在では「寄付金条例(ふるさと納税)」として、使用目的などが明らかにされて復活しております。

寄付金の採納に関して、会計規則などでは「調定」という作業をすることを求めており、結果次第では採納を認めないこともあります。

ちなみに、当地教委はこの調定作業を怠っていたため、指摘をし、関連資料の文書公開請求を繰り返したところ、寄付の背景について形だけですが調べるようになりました。


7 ■目的は何か
まるおガールズってナイスなネーミングに私も学校ナショナリストって言いたくなっちゃいました。
教委や文科省に働きかけても無駄だし、集団心理相手にしても無駄だから、やめたらって事ですよね。

経験者さんの信念は結局、無駄な事は止めて全員加入制度が保護者の為だって事を正当化したいって事なのではないでしょうか。
違います?
同士なんて、母達に作れるのか疑問になりました。
だって、おかしな道義や違法に共感してくれても、子供が行事で楽しい思いをしてれば、「逃げるなんてズルイ」に一瞬にして変わり身しますから。
母達の入退会自由を剥奪し、強制化した「お楽しみ行事」なんて、いらないとつくづく思います。
夫と子供を家に残し、なんで家庭と自分を犠牲にするのかってモンモンとしてる母達だっているんですから。(お楽しみ行事をすべての子供達が楽しみにしてるってことはないです)
札苗小学校PTA会長のような改革も、余程の人脈と力量がないとできないのに、ふぎゃこさんのような学校&執行部の下地にできるわけがないじゃないですか。
こういうところが上から目線なんですけど、そう言うワンマンな組織運営しないとPTA会長も務まらない事は分かってますよ。

寄付金の地方財政法に触れる部分もウマイ具合に教委も学校も逃げ道作りますよね。
「任意団体ですが、全員参加前提でお付き会いさせて頂いております。強い(ここポイントね)意思がおありな方は対応しますが、基本的に全員参加でお願いしてます」
と、説明されたら(実際の言葉ですが)、任意は確保された「ことに」なりますからね。
規約がどうでも、口頭でこれがあれば説明した事になるし、集団に依る同調圧力が暴走しても知らん顔です。
カルト宗教信者がいくら、人権侵害して法を侵しても、上層部は切り捨てるってのと手法は同じですね。


8 ■Re:Re:無題
>PTAのあり方とは・・さん
なるほど、勉強になります!  「調定」ということが会計規則で求められているのですね、知りませんでした。
寄付のみならず、自治体の歳入の収納には基本的にそれが必要とされていることを、グーグルで調べて初めて知りました。無知で恥ずかしい限りです。
そのようなこともすでに指摘をなさって改善させていたとは。あり方さんは、私の10歩も20歩も先を行かれる方です(尊敬)。

ただ、この調定というものが、「任意団体PTAによって任意金額が寄付されたものである。だからOK。おわり」程度のもので「調定した」ことになるのであれば、あまり意味がないですね。本当にその金額が「個々人レベルにおいても自由意志」によって集められたものかどうか、規約・会則や決算書にまで踏み込んで調べなければ、PTAからの採納は自由意志をたくみに装った寄付割り当てだと指摘されても仕方がないものと思います。なにしろ自治体がPTA活動を「教育活動に不可欠なもの」として大奨励コールしているのは事実ですから。


9 ■Re:Re:Re:無題
>ぶきゃこさん
尊敬なんて・・・改善させた、というより、しぶしぶ規約や会則を添付させるようにさせた、という程度です。
が、規約や会則を添付させることで、内容を確認したかどうか問い詰めることが出来ます。

これは公文書公開請求の際の請求書で、例えば、要求する文書を「会計規則に則り、調定など寄付を受ける際の判断基準となった寄付募集内容に触れた会則などの資料」と記すことで可能となりました。
「不存在」としたら「調定作業を怠ったものであり、不存在は会計規則上あり得ない。」とする異議申し立てを行います。

市民には、これ位のことしか出来ない(後は勝ち目のない行政訴訟となる)のですが、異議申し立てが多数あると行政不信の結果となりますので、かなりの効果が期待されます。


10 ■Re:Re:Re:Re:無題
>PTAのあり方とは・・さん
なるほど、詳しくありがとうございます!
公開請求書は当市にもあります。ふむふむ、そう書けば良いのですね…(丸写しする気満々)。
現在闘争中の(?)小学校PTAは会費も小額で回しているところなので、あまり寄付疑惑面で「ぜひここは突っ込まないと」という目立ったものは今のところないのですが、中学PTAは首をひねるような費目もあるので、今後の参考にさせていただきます。

異議申し立ての効果に過大な期待をしているわけではありませんが、異議があればきちんと申し立てるのが市民の義務だと勝手に思っておりますので、教委の対応等について1件提出する予定です。
素人が書いた穴ぼこ・無知だらけの訴えなので、あり方さんがご覧になったら目を覆うようなものだとは思いますが、効果がなかろうとやはり言わずにはいられません。


11 ■Re:目的は何か
>ある保護者さん

やっぱり登場しましたね(笑)。

札幌の会長さんも頑張ってるけど、戦線拡大しすぎて敵を作りすぎちゃいましたね。PTA改革はモンロー主義でやったほうがいいんですけどね。
彼の学校の校長ですら、「PTAは全員加入が望ましいと」とインタビューで言ってますよね。
皆さんの努力でPTAが任意団体ということは広く知られるようになったけど、最後はさっきのセリフで締めくくられますよね。
「任意だけど、全員参加が望ましい」これからこのセリフが全国的に聞かれるようになるでしょう。
札幌の会長さんみたいな逸材はそういないし、そんな彼でさえ、サラリと出来る改革じゃないことも分かっちゃったんですよ。

「任意団体」だからって、行政から上手に逃げられてますねー。結局「任意団体」という言葉が、みなさんにとって逆風にすら感じます。

私の信念は、全員入会制度かって言うご指摘ですが、私の信念は「つらい思いをする保護者をなくすことです」。
あまのじゃくな人を除いて、会に所属してることが苦痛なのではなく、活動を強制されることが苦痛なんですよ。
会を退会するのも方法だし、会にいても活動が強制されないのも方法ですよ。

札幌の会長さんのブログでどなたかが、こんなコメントを言ってました。

>大切なのは、抜けても後ろ指を指されない
変な噂を流されない枠組みができなければ
抜けた家庭は、より強烈な卑怯なパッシングに会いますよ。

これがそう簡単でないことは、あなたが一番お分かりでしょう。はっきり言って、我が国の公立学校で「抜けても後ろ指を指されない、変な噂を流されない枠組」なんて無理というのも私の結論ですけど。


12 ■Re:Re:目的は何か
>けいけんしゃさん
>「任意だけど、全員参加が望ましい」これからこのセリフが全国的に聞かれるようになるでしょう。

これでも、まだ今よりはマシかもしれません。
「いちおう、原則は任意だよね?」ということを共有するだけでも。

>あまのじゃくな人を除いて、会に所属してることが苦痛なのではなく、活動を強制されることが苦痛なんですよ。

つまり「何も強制しないのに、会にすら所属したがらない人はあまのじゃくだ」ということになりますね。
ずいぶん失礼な決めつけの上に、傲慢ですね。
たかが一団体のくせして、「所属したがらない人はあまのじゃく」?
八戸のhanaさんという、私の大好きな方がブログ界(?)におられますが
その方の秀逸な表現を借りれば
「ツタヤにだけ所属してゲオに所属しないのはあまのじゃく」「活動強制されるわけでもないのにフリーメイソンやエアギタージャパンに所属するのを嫌がるやつはあまのじゃく」ということになりますね。

会に所属するということは、その団体の議決に従うということですよ。
ほんの少しでも好きな活動をしていたり、賛同できる内容でなければ、なぜ、誰がわざわざ所属なんてするのでしょうか。

>これがそう簡単でないことは、あなたが一番お分かりでしょう。はっきり言って、我が国の公立学校で「抜けても後ろ指を指されない、変な噂を流されない枠組」なんて無理というのも私の結論ですけど。

「逆らうとそうなっちゃうんだよねー無理なんだよねー」と言いながらいじめを傍観してる子供を見てるような不快さです。
「自分は後ろ指は指してないけど、指されるのは仕方ないよね~」みたいな。
もう少し、ご自分を主語にして話されてはいかがでしょうかね。


13 ■Re:Re:目的は何か
>けいけんしゃさん

>活動を強制されることが苦痛なんですよ。
会を退会するのも方法だし、会にいても活動が強制されないのも方法ですよ。

私の信念も同じなんですけどね。
辛い思いをする保護者を無くしたいだけだったんですけど。
結果的には、動いて集団心理を敵に回しました。
活動の強制化は他組織が絡んだ伝統主流派PTAだと必須です。
簡素化なんて土台、無理なんですから。
やはり、経験者さんの改革だって、無理だと私は自PTAを見て思ったワケです。
だったら、退会の逃げ道を作ってあげて、助けたい。
そう思ったんですけどね。

嫁は所詮嫁。
姑には逆らえないわけで、私は匙を投げたり発言したりで、あがいてますが。
多くのPTAに疑問を持って立ちあがった方達もこう言った背景から潰れて行くワケです。

PTAのマインドコントロールは実に秀逸ですよ。
「善が目的」を錦の御旗に、人権を侵すカルト諸団体と実によく似てます。

学校ナショナリストを束に相手にするだけ傷付きます。
私は、これが自分で出した結論です。
経験者さんはPTAと言う組織を達観してると思うので、そこはスゴイと素直に思います。
まるおガールズも教委にしてみれば赤子の手をひねるようなもんでしょうね。

14 ■Re:Re:Re:目的は何か
>ぶきゃこさん

私は、ある保護者さんにお話ししてるんですがね。人の話に勝手に入ってきて、ワーワー言ってるあなたは何者?

たった300円のことで、学校を振り回して何が面白いの?あなたにつぎ込む教職員のエネルギーを考えると、あなたの学校の在校生がお気の毒です。まぁ、あそこまでやっちゃえば、相当な有名人だから、引くに引けませんよねー(笑)
ここまでくると、わざわざ他の保護者との軋轢を楽しんでいるようにさえ見えますがね。
世間から見たら、私とあなたでどちらが不快に見えるでしょうか?




15 ■ただ乗り許すまじ
インタビューで確かにおっしゃってますね。
「任意団体ですが全員参加が望ましい」

http://www.youtube.com/watch?v=5l3RldRy3E0&feature=youtu.be

インタビューの中に保護者の本音があります。
「ボランティアでも不公平感がある」
やりたくてしてるワケじゃない団体、ボランティアじゃない証です。
理想と現実のギャップがあるって諦めてるから経験者さんの策があるんですよね。
それは、とっても良く分かります。

まぁ、私は現実を取って、弱者イジメ運営を見て見ぬフリすることができないで損してる、大バカ者なんだと思います。

16 ■ある保護者さん+みなさんへ(まるお)
バタバタしており、断片的なコメントになります。
<(_ _)>

>インタビューの中に保護者の本音があります。
「ボランティアでも不公平感がある」
やりたくてしてるワケじゃない団体、ボランティアじゃない証です。

私も、その動画のお母さんのコメントを聞いて思いました。
「真の自発的意思」によるものではなく、押し付けられているのだ、「割り当てられている」のだなと。

つまり、PTAには、「寄付の強制、割り当て」ならぬ「ボランティア活動の強制、割り当て」という面がある。

そして、校長等が保護者に対して「法的に義務付けられてはいないが、全員参加が望ましいと考えています。」などと、法的根拠のない要請を行ったとしたら、「ボランティア活動の強制、割り当て」につながる行為として、問題ではないでしょうか。

ボランティアが強制された場合、それは労役の強制であるわけですから、保護者が得られるべき対価(報酬)を寄附させているとも言えるのでは。
そうなると、地方財政法第4条の5違反の可能性もないとはいえなくなるような(?)。

学校のカーテンのクリーニング代をPTA会費から出させていたことがPTA会費の不適切使用として確か新聞で問題になっていましたが、それが問題なら、保護者にカーテンのクリーニングの仕事を「割り当てる」のだって問題だと思うのです。

「『望ましい』と言っているだけ、『入ってください』とお願いしているだけだよ」という反論が出るかもしれませんが、強制していなければ何でも許されるのかと言えば、そうではないことは、同法27条の3と27条の4の逐条解説をご参照ください(拙エントリ中の(引用1-5)等)。
そこでは、たとえ強制ではなくとも、要請することだけでアウトとされています。

なぜアウトなのか?
それは学校や行政から「要請」された場合、事実上の強制性を帯びやすいから、ということになると思われます(逐条解説参照)。

17 ■心に響かない原因
寄付金に関する条例や法規定による指摘も結局のところ、現場のPTA会員の心には響かないんだと思います。
「理想と現実のギャップ」と言う保護者のインタビュー。
実は、現実が幻想によって作られた背景である事に気づかせない教育現場と組織運営になってるのが種明かしなわけですよね。
世間も幻想と現実の垣根があることに気づいてない。

戦後から経済、産業の成長期を支えた制度やシステムは制度疲労が生じて変更と修正を余儀なくされ、変わってるのに、PTAは固くなに変わらない。
物質主義や前向き至上主義では立ちゆかない社会なのに、PTAは前向き至上主義(進歩主義)を理念にしてるから「心」がおかしくなってるんだと思います。

「目の前の課題」の答えを自分の頭で考えるって自律精神が母達も子供達も、備わってないんです。
お手軽に教育の答えを提示し、統制してくれるPTAに自己実現を役員は見いだしてるから、依存する背景があるわけです。
「自分自身成長できた」
「得るものがあった」
と言うけど、自己肥大に陥ってないですかね。
だから、相対的価値観が皆無になるんですよ。
ちなみに、生きる意味って青年期に探究し始めるころだと思うんですけど、答えは出さないで、考えさせて自律を促すのがカルトに嵌らないコツでもあると思うんですが。

教委(校長)の世代ってのは昭和ベースなんですけど、現代の混沌さの不安を昔に逆戻りさせて解消しようとしますよね。
この保守化意識が返って大きな隔たりの壁をこしらえてるわけです。
壁に子供達も自己の成長モデルを見いだせなくて、青年期にカルト団体に嵌ったりする問題が起きてたり(大学生に被害は波及してますが)するワケです。

役員のアイデンティティが自己洞察を阻害しててPTA問題の解決も阻んでるんだと思いますが、保護者自身の精神的構造も問題の複雑化に関係してると思うんですよね。

何れにせよコンブライアンスを地道に訴え続けるしか方策ってないと思ったりします。


18 ■訂正
どうでもいいことなんですけど、語句を間違えました。

前向き至上主義(保守主義)
の間違いでした。
保守主義も進歩主義も行き過ぎはよくないですが、「やるからには楽しく」と無理させて保守にPTAは走るから「心」がおかしくなると言う意味で書きました。

伝統を守るのは良い事だと思うし、日本古来の宗教(八百万の神様を敬う)も教育には大事だと思います。
が、組織に縛り付けて強制するものではないはずです。


19 ■よくわかりませんが
寄附者というのは個人に限られるのでしょうか。
法人も一寄附者ですよね。法人の自発的な意思決定は誰が、どの機関で決めているのでしょう?

PTAは任意団体の中でも権利能力(人格)なき社団と言われています。民法上では法人格を有していませんが、社団としての実体を有するものであるから、その法律上の取扱いはできる限り、社団法人に準ずるべきである。とあります。

法人格を有していないため権利義務・財産については、、構成員に総有的に帰属し、構成員各人は、人格のない社団の債務に ついての有限責任を負う。
しかし一方で、代表機関は、社団(総構成員)の名において社団の代表者として法律行為をすることができ、代表者が行った事業遂行目的のための法律行為の効力は、人格のない社団に帰属する。など法律によって違っています。

社団法人に準じればPTAという団体も一寄附者といえ、その意思決定は各団体で規約に定めてある決定機関・方法に拠りなされた場合、PTAという寄付者の自発的意思と解釈できるのではないかと思えるのです。
解釈が分かれるかもしれません。

私の子どもの所属する小学校はPTAからの寄附は、受け取りません。また教委も自治体も金銭であれ、物品であれ、一個人若しくは法人が寄附を申し出ても、採納には、事前に何度もやり取りするなどかなり慎重なようです。(タイガーマスクのようなケースは例外ですが)


20 ■Re:よくわかりませんが
>正直さん

>社団法人に準じればPTAという団体も一寄附者といえ、その意思決定は各団体で規約に定めてある決定機関・方法に拠りなされた場合、PTAという寄付者の自発的意思と解釈できるのではないかと思えるのです。

そもそも単PTAは社団法人日本PTAとは違う結社であり、共催事業の認可を受けてますが社団法人とは言えないと思いますが。
PTAと言う社会教育関係団体は、設立も解散も学校単位の会員にその権限があります。(表向きで実態は違いますが)
財産に関する部分で言えば、有限責任はあくまで会員の任意であるはずが、その「任意性」が実質ないことに違法性がないですか。
組合契約の法律にかかると思うのですが。
例えば、マンションの管理組合なんてありますが、これは区分所有者管理法によって、財産共有の法があるので、義務になります。
でも、学校の財産は保護者のものではないので(当たり前ですが)その財産の責任は学校が負荷すべきものを、PTAと言う非営利団体を媒体してるのが問題だと思うのですが。
そもそも、結社の自由を行政が奪って(コレも表向き奪ってないって事になってますが)る事に問題ありますよね。

任意にしたら「やる人がいなくなる」「組織が無くなる」
これが、PTAのお局様達は恐怖なんですよね。
私は危機感持たなくても、結社は自然に保護者の中に形を変えて自然と生まれると思いますよ。
島田裕己さんの
「結社は日本を強くする」
って読んだのですが、「なるほど」と思いましたよ。
責任所在が危ういってことろはありますが、時代のニーズに合わせて柔軟性を持てば日本の未来も捨てたものでもないと思ってますがね。


21 ■任意の境目
あっ思い出したのですが、任意団体の強制ってのは弁護士さんいわく、PTAはそれにあたらないって見解らしいです。
弁護士会が強制にあたるけど、それ(強制)にPTAはあたらないからだって。(なんともはや)
人権侵害されたからと言っても市の人権擁護委員もあてにならないですよ。
私の場合、相談相手がPTA本部OBの委員でした。

そうそう、マインドコントロールによる搾取被害も裁判では勝ち目ナシです。(カルト被害による裁判の判例)

だからと言って、法律無視して、集団暴走を知らん顔してる行政がある以上、訴えられる危険性があることをお局様達も心得てたほうがいいと思うんですけどね。

福県立白川高校のPTA会長が訴えられた例もありますし。
学校も、地方自治体も、おとがめなんてないですよ。
なんたって責任所在はPTAですからね。


22 ■弁護士によりけり
>まるおさん

弁護士により見解って異なるんです。
私は市の無料相談での弁護士に聞いたのですが、弁護士会も任意団体であり、強制されてるが、PTAは任意団体として退会できるでしょってケンモホロロだったのですね。(退会事務手続きなんてない団体なのに)
挙句のはてに、
「私はあなたと議論するためにここにいるんじゃない」
「感情論聞いても仕方ないでしょ」
でした。
弁護士会に何か恨みでもあったのか、と勘ぐりましたが。
要はハズレ弁護士でした。

PTAって組織は法的にグレーソーンであって、それを逆手に取って保護者をウマイ具合に操る団体って事ですね。
束に相手にするだけ、弱者は傷付くだけです。

23 ■実態こそが問題にされるべき(まるお)
※ある保護者さんのコメント22は、以下の拙コメント(微修正あり)へのレスです。
不手際があり、失礼しました。

>ある保護者さん
>あっ思い出したのですが、任意団体の強制ってのは弁護士さんいわく、PTAはそれにあたらないって見解らしいです。
弁護士会が強制にあたるけど、それ(強制)にPTAはあたらないからだって。(なんともはや)

えっと、その弁護士さんの説明、理解不能なのですが…。

**(引用)**
日本における弁護士会は、弁護士法31条2項に基づいて設立された弁護士の指導・連絡・監督などの事務を行なう弁護士にとっての強制加入団体をいう。(ウィキペディアより)
*********

とあるように、弁護士会は、加入が法的に義務付けられている団体ですね。
いっぽう、PTAは加入を義務付ける法的な規定は一切ありません。

われわれは、【実態】を問題にしているのに、【あるべき本来の姿】を持ち出されても…なのです?

私は法律の素人ですが、地方財政法や消費者契約法の逐条解説、自治会関係他のいくつかの判決を見たりした範囲で言えば、司法の世界は、決して杓子定規なものではなく、「事実上どうなのか?」、つまり「実態」をしっかりと見ていこうとする姿勢を強く感じています。
これには、ちょっと感動しています。

「あるべき姿(法律)」に照らして「現実」が”あり”なのか”なし”なのかを判定するのが司法なのですから、当たり前のことではありますが。

「あるべき姿」だけを持ち出して、「現実」から目をそらさせようとするのは、アウトローな手法のように思います。

もちろん、「実態としての強制性は存在しない」という主張があるなら、それには(批判的に)耳を傾ける必要があると思います。

24 ■県内地方議会の情報
6月の地方議会でPTA予算、備品購入について質問された議員の方がいらっしゃいます。具体的な数字が参考になりましたので、紹介します。

君津市議会 第2回定例会
http://www.kaigiroku.net/kensaku/cgi-bin/WWWframeNittei.exe?USR=chikims&PWD=&A=frameNittei&XM=000100000000000&L=1&S=15&Y=%95%bd%90%ac24%94%4e&B=255&T=0&T0=70&O=1&P1=&P2=&P3=&P=1&K=170&N=441&W1=PTA&W2=&W3=&W4=&DU=0&WDT=1


25 ■議員さんのブログ
コメント24 君津市議会会議録の内容は、質問された議員さんのブログに全文Upされています(適宜改行された状態)。紹介します。
http://shimodakengo.blog.fc2.com/blog-entry-122.html

26 ■Re:議員さんのブログ
>千葉市民さん
貴重な情報をご教示くださり、感謝です。

君津市では、市内の学校の備品費として毎年1000万の予算を付けている。一方、PTAからの寄付は、その予算の半額の450万円。
びっくりの数字です。

それを教委側は、「保護者からの厚意だから」と、改めようとする姿勢は感じられない…。

**(引用)**
もちろんPTAの善意を否定するものではありませんが、

必要な予算を用意した上で善意でというのが理想の形だと思うんです。

それを1,000万円の備品を用意していて、450万円は既にPTAから支出する。

それは毎年のことですから。

今の状態が適正かというのを一度考えていただきたいと思います。
******

下田けんご議員の指摘はもっともだと思います。
今後の展開に注目ですね!

27 ■追記(まるお)
PTAからの支出が450万というのが、「毎年のこと」とされていますが、これで、ほんとうに任意性が担保されていると言えるのでしょうかね?

**(引用)**
◎教育部長(石橋誠治君) PTAから購入していただいているということにつきましては、

市、学校が直接PTAにお願いして、

このような形で購入してくれというような強硬な話をしているわけではなくて、

保護者の中で総会をやって同意を得た中で学校の予算として

環境整備をしていただいているというようなことでございますので、

私どもとしては、ご協力いただいた中で大変感謝しているというところでございます。

 以上でございます。
********

「強硬な話をしているわけではない」とのことですが、誘導等もないのでしょうか。

また、「保護者の中で総会をやって同意を得た中で学校の予算として」とありますが、拙エントリでここのところ問題にしている、「保護者一人ひとりの自由意思」がほんとうに担保されているのかもたいへん気になるところです。

君津市は、PTAへの加入の任意性がきちんと担保されているのか、あと、寄付金がPTA予算全体の中のどれくらいを占めているのかも気になります。

いずれにしても、全備品費の三分の一をPTA会費に依存しているというのには繰り返しになりますが、驚いています。
他の学校や地域ではどうなっているのでしょうか?

文科省にはこの辺りの情報が全国津々浦々からすでに集まっているはずです。その結果を早く知りたいものです。

28 ■あーあ
PTA会計から、使途を指定せず学校に自由に使ってくださいってお金を渡してるPTAってホントにあるのかなー。どうやって総会で説明してるんだろう。結局一般保護者も会計報告なんて全然見てないのかね。

まぁ、在任中一度も会則も会計明細も見たことないって豪語していた会長もいたからなー。
「会計報告の決済印はどうしてるのー?」って聞いたら、「学校が適当に押してる」だって。


29 ■グレーソーンは無敵です
まるおさんの弁護士さんへの疑問なんですけど、私も疑問なんですよね。
法律に関する部分での違法性がどうなのか、を私は聞きたいと思って予約して足を運んだら「強制制はない」の一点張りで、「違法ではない」と言うワケです。
カルト宗教一派が「違法はない」と堂々と布教でき金銭、労力を搾取する構図と似てますね。
補足で言うなら、カルトと宗教は違いますし、PTAも目的を履き違えてないなら搾取ではないです。
要は、組織信仰になっちゃうと、履き違えの第一歩が始まるんですけどね。
法のグレーゾーンは便利なんですよ。
まぁ、カルトは入会書がありますから、カルト宗教のほうが、まだ良心的だと思ったりします。

PTA会計ほど適当なもんはないですよ。
会長なんて、表看板ですから会議や要請の嵐で、てんてこまいで会計見るヒマなんてないんですよ。
P連の持ち回りの長が来れば、これまた、てんてこまいです。
上からの指令でセミナー費出せ、と言われれば総会の承認もナシで本部だけでサクサク決めてますから。(他PTAはどうか知りませんが、ウチのPTAの話です)
委任状も定足数もないシャンシャン会総会。
せめて委任状くらい作りましょうよ、と言ってもスルーでしたからね。
それで「民主的」と会長が言っちゃう組織。
それがPTAですので。
一般保護者も自分の生活でいっぱいいっぱいですから、参画意識もないし、調べる作業もしないのが現状ですから、こうなっても知らん顔なのかもしれないですが。

保護者達を守るなら、経験者さんの策がやっぱり現時点では最善の策でベターだと思うのですが、未来を見据えて法に照らした場合、マズイんじゃないでしょうか、と思って延々と私も書いちゃってますが。


30 ■Re:弁護士によりけり
>ある保護者さん

弁護士なんて”そんなもの”です。
特に「市の無料相談」ですので、顧客は「市」となりますので…。

私は「市の無料相談」も「法テラス」も、法律事務所も2つほどまわり、1事務所とようやく契約にこじつけましたが、理論武装すればするほど引いてしまいます。
また、弁護士にとって、顧客は大きいほど良く、”やりにくい相手”も存在するようです。

”恨み”でせうか?
いいえ、”プライド”です。

決して”正義の味方”ではありません。

ところろで、けいけんしゃさん、人間性が出てきましたね。


31 ■Re:グレーソーンは無敵です
>ある保護者さん

>会長なんて、表看板ですから会議や要請の嵐で、てんてこまいで会計見るヒマなんてないんですよ。

私は、いい加減な会長だったけど、会計報告の詳細を見ない、会則も読んだこと無いんじゃ代表者の資格なしですよ。
思えば、会長就任を受諾した際、学校にPTA会則と会計の明細に目を通したいとお願いしたら、
「ええっ!」って言われましたね。その時面白いことがわかったんです。近隣校の会長にそのPTAの会則をFAXで送ってもらったんですが、うちのPTAと総則から全く同じなんです。ああ、やっぱりP連が窓口で教育委員会が全部さい配してるんだなーって。
退任するときに、思い出話で教頭が話してくれましたが、会則と会計報告を見せてくれって言われた時、これは「うるさい会長」が来たなって校長と身構えたそうです。

この前、ある保護者さんが独裁者って言葉を使っていましたが、ちょっとドキッとしました。まさしく私もPTA独裁者だったと思います。独裁者じゃないと、何も変えられませんですからね。
PTAに男一匹で殴り込み、事なかれ主義の校長を説得し、お局とバトルしながら、学区連から罵詈雑言をあびせられて、よくやれたなーって
自分をほめてあげたい(笑)


32 ■Re:Re:グレーソーンは無敵です
>けいけんしゃさん

始めの頃は何も知らずに経験者さんを中国共産党なんて失礼な事を書いちゃいましたが、経験者さんほど、自分を差し置いて保護者の為に奔走した人はいないと思います。
お疲れ様でした。
みなみ野小学校レベルの改革が日本の教育界では精いっぱいなのかもしれないですね。
それだって、容易じゃないんですよ。
みなみ野小学校はP連をよく抜けることができたと思うんですけど。

余談で。
カルトと宗教(どの団体でも言えますが)の違いを即座に答えられる人ってどれだけいるでしょう。
PTAも組織ですから、集団暴走の引き金は意図も簡単に引かれます。
「カルトと同列になんか絶対ならない」
「そんな事言うほうがおかしい」
と自信たっぷりに言う人こそ、騙される可能性はアリだと思います。


33 ■Re:Re:グレーソーンは無敵です
>けいけんしゃさん

今頃ナニ?なのですが・・・

私は、いい加減な会長だったけど、会計報告の詳細を見ない、会則も読んだこと無いんじゃ代表者の資格なしですよ。
思えば、会長就任を受諾した際、学校にPTA会則と会計の明細に目を通したいとお願いしたら、
「ええっ!」って言われましたね。その時面白いことがわかったんです。近隣校の会長にそのPTAの会則をFAXで送ってもらったんですが、うちのPTAと総則から全く同じなんです。ああ、やっぱりP連が窓口で教育委員会が全部さい配してるんだなーって。
退任するときに、思い出話で教頭が話してくれましたが、会則と会計報告を見せてくれって言われた時、これは「うるさい会長」が来たなって校長と身構えたそうです。

と書かれたことの感想を書きます。

代表者の資格が無いことを自覚したまま会長を受諾したことがわかりました。
乙。
どこからのプロポーズを受諾したのだろう?
と思いました。
教頭経験者の立場になって書けば、「うるさい会長」の真意は「ちょろい会長」です。
会計と会則を知りたがる会長など適当に泳がせておけば、旧来体制の傀儡になると予測できますから。
どのような政令市のどのようなPTAでどのような改革がなされたか不明ですが、改革というよりも翼賛がなされたという判断ができます。