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2009-11-05 21:13:11

世田谷区教委に「PTAアンケート」の件を聞く+「みんなで学ぶPTA」について

テーマ:PTA
ネットで、不確実な情報ながら、昨年末あたりに世田谷区教委が区内の各小中学校に対して「会の性格説明とそれを踏まえての適切な入会手続きが行われているか否か」を問うアンケート調査をおこなったという情報を得たので、実施されているなら、当地教委(=国分寺市教委)との交渉の参考にもなるかと思い、問い合わせてみた。

教委事務局主事(=PTA担当)のOさんが応対してくれた。
答えは、
「雑誌でPTAのことが連載(←カワバタさんの『婦人公論』での連載のことだと思われる)されたときに、一部で加入の任意性について話題になったことがあるかもしれないが、区教委としてアンケートを行った事実はありません。」
とのことだった。
Oさんは、平成18年からPTAを担当しており、「間違いありません。」と。

残念ながら、加入の任意性についてアンケートのようなものがとられたとしても、一部の学校においてのようだ。


ついでと言ってはなんだが、前から気になっていた世田谷区P連と世田谷区教委の「共著」である、『PTAのしおり みんなで学ぶPTA』の中にある、以下の文言について率直な疑問を述べさせてもらった。

同冊子の「1.PTAの性格と目的」の中の「会員」の項には次のように述べられているのだ。

***
 自由加入が原則です。PTAの目的や性格をよく理解して、その学校に在籍する児童・生徒の保護者とその学校に勤務している教師(職員)が、PTAの趣旨に賛同し、全員が会員になることが望ましいあり方です。
***
「全員が会員になることが望ましいあり方です」などとは、各種の法令や文部省(現文科省)発の過去の通知・通達に照らしても、出てこないロジックである。
このような断言を教委がはたしてやっていいものなのか、大いに疑問である旨、申し上げた。


「全国に向けて作られたものではないんで。」

「だから?」


「PTAが作ったものでして。教委が作ったものではないですし。目は通していますがね。」

文責は教委にないのかと問うと、
「・・・。あります。」
と。
奥付けをみれば、ちゃんと発行者の中に「世田谷区教委」が入っている。


「それがいけないというなら、加入率が10パーセントや20パーセントでもいいのかということになりますね。」

「だからと言って、全員参加が望ましいあり方であると断言していいのですか?」
と問うと、

「・・・。」


突然の申し入れで少々困惑されたようだ。
上記文言の根拠の説明と、上記発言の訂正あるいは削除の検討をお願いした。

「責任者からご返答いたします。」ということになった。
来週にも世田谷区教委社会教育主事さんからお返事がいただけるようだ。


追伸
本日、当地国分寺市教委に出向き、窓口になって下さっている庶務課課長のTさんともろもろの点につき、話し合ってきました。
そのご報告は近日中にしたいと思っています。





1 ■いつもありがとうございます
 PTAの改善を強く望むものとして、お礼を申し上げたく。いつも、ありがとうございます。

加入率が10パーセントや20パーセントで、何か問題があるんでしょうか?ということが逆に気になりました。加入したメンバに合わせて、身の丈に合った活動をするのが妥当なのではないかと…。

2 ■Re:いつもありがとうございます
>とまてさん
こちらこそ、もろもろのお知恵を授けて下さり、その上いつも温かい励ましのおことば、痛み入ります。

>加入率が10パーセントや20パーセントで、何か問題があるんでしょうか?ということが逆に気になりました。加入したメンバに合わせて、身の丈に合った活動をするのが妥当なのではないかと…。

おっしゃるとおりですね。
アメリカなどはまさにそうしてうまく回っているようですし、カワバタさんが報告して下さっているニュージーランドなどはもっと少数精鋭のような。

加入率が少なくなったらとの話題は、今日の当地教委との間でも出たのですが、「保護者と学校の連携は必要だと思う。それは、学校主催の保護者会を充実化させることで十分対応可能だ。」と述べておきました。